チャトチャックウィークエンドマーケットの歩き方 セクション5・セクション6 古着エリアを歩く セクション別大解剖レポート
チャトチャックの古着エリアを彷徨う
こんにちは。K-DADです。
今日はチャトチャックウィークエンドマーケットのセクションごとの解説記事、セクション5とセクション6の解説です。
チャトチャックウィークエンドマーケット全体の記事はこちら:
セクション5、6はBTS(高架鉄道)のモーチット駅から来ると最初に通るセクションになり常に人通りが多いエリアですが、そこは一大古着買い付けエリアとなっています。
K-DADは古着の販売は専門にしていないのですが、私服として古着を買うことも多いです。
古着好きにはたまらないエリアでしょう。
写真をたくさん撮ってきましたのでご覧ください。
セクション5、セクション6のロケーション
チャトチャックウィークエンドマーケットのセクション5、セクション6の場所は下記になります。
最寄り駅はBTS(高架鉄道)のモーチット駅かMRT(地下鉄)のチャトチャックパーク駅となります。
この両駅はほぼ直結しているので、どちらの駅からでも行き方は同じです。
今まで案内していた地図の緑色のエリア、チャトチャック公園の通り抜けができなくなっています。
公園の外を回って大通りとの二股のところにある入口から入ります。
今までは事あるごとに下の地図のように市場に隣接するチャトチャック公園を抜けていくと近道だと言ってきましたが、2月に行ったら公園の通り抜けができなくなっていました。公園側の事情とのことですが、何でしょうか。
復活してほしいですがどうでしょうか。
※チャトチャック公園内の通り抜けは現在不可(2020年2月現在)
このように今まで入れた公園の入口が閉まっています。
というわけで今のところはチャトチャック公園の外を回ってマーケットに入ります。
すると駅から一番近い入り口から入るとセクション5,6です。
ふたつ上の地図の入口とある場所です。
道路を渡って上の入口からマーケットに入っていくとそこが古着屋の多いセクション6になります。
まっすぐセクション5,6を突っ切るとマーケットの内周道路に出て向かいがセクション8となります。
セクション8の案内はこちら:
チャトチャックウィークエンドマーケット セクション5、セクション6のショップ
さてここではひたすら撮ってきた写真とその解説文です。
セクション5はまだ隣のセクション4の流れで古着以外のファッションアイテムの店もチラホラ見られます。
セクション6はほとんどが古着のお店です。
薄暗めで店員さんもイカつい系の独特な雰囲気です。
古着独特のあの匂いが漂いモワッとひときわ暑苦しいエリアです。
古着で多いのは南国タイなのでもちろん軽衣料です。
Tシャツやアロハシャツ、ネルシャツなどチェック柄のシャツの店はそこら中にあります。チャンピョン社のカレッジTシャツなんかは山積みされてます。
価格は100バーツ(約360円)前後です。
Tシャツなどは投げ売り状態です。
アディダス、NIKEなどのジャージやナイロンジャケットも多いです。
ユーズドのリーバイスは本当によく見ます。
カーハートなどのワークパンツや軍モノの迷彩パンツも多いです。
リーバイスをカットしたショートパンツやユーズドジーンズを加工したデニムバッグもよく見るアイテムです。
ラルフローレンなどのBDシャツ、1枚約300バーツ(約1000円)
K-DADは状態の良いものを自分用によく買っていくのでラルフローレンのBDシャツは家に何色も持っています。
襟や袖などに擦れや汚れがなければ持って帰って洗濯してきちんとプレスをかければスーツのインナーにも全然使えます。
サッカー日本代表、阪神タイガースなどのユーズドユニフォーム
値段は聞きませんでしたが他の軽衣料と同じく1枚100-150バーツくらいで買えると思うので利益は出ると思います。
阪神や日ハムのユニフォームがこんなに一杯。どこから流れてくるのだろうか。
革ジャンのお店、ユーズドの革ジャンをいくつか使ったリメイクものも時々見かけます。この暑いバンコクで1日中革ジャンを着た気合いの入った店主さんがお出迎えしてくれます。
ワークブーツやスニーカーなどユーズドの靴屋も多いです。
多いのはやはりナイキ、ニューバランス、コンバース、レッドウィングなどの有名ブランドです。
ナイキ、ニューバランスなどの新品を売っている店もこのセクションにはありますが新品はほぼニセモノです。
古着もリーバイスなんかはニセモノも混じっています。ある程度の目利きは必要ということですね。
セクション4から来るとGATE3のあるセクション5とセクション4の境界にはこんなオシャレなカフェもあります。
タイは古着の買い付け地
タイで古着と聞くと??という方もいるかも知れませんが、タイは知る人ぞ知る古着の集積地です。
その大元はタイとカンボジアの国境の街、アランヤプラテートにあるロンクルアというマーケットになります。
バンコクからはバスで4時間ほど、タイ国鉄で5時間ほどかかります。
チャトチャックウィークエンドマーケットの古着屋もここで仕入れてバンコクに持ってきます。ジャンルはアメカジ中心です。軍から流れてきたような軍モノジャケットなどもよく見ました。
K-DADも大昔15年前、ローカル列車に揺られて行ったことがあります。
お宝もありますが大変広いので日本人にニーズがありそうな古着を集中して仕入れるのは結構手間がかかります。ロンクルア市場は貸しバイクで回るほど広大なマーケットなのです。
そしてバンコク市内、近郊にはロンクルアなどで仕入れた古着を大量に販売する卸、倉庫がいくつかあります。そこではベールといって同じジャンルの古着をひとまとめにして大きな束?にしたパック単位で販売されています。
ベールとはこのようなパックです。
1ベールは約50kgほどもあります。ベールの価格は中の種類にもよりますが最低1万バーツ(約36000円)くらいからです。1ベールの中には100着くらいの古着が入っています。
ベールのまま日本で卸転売している業者もいらっしゃいます。
日本で売られるとこの値段になりますが、買い付け地での仕入れ値はこの数分の一のはずです。
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古着業者は売り物にならない服が入っていることも承知でベール単位で買い付けていきます。ゴミのような服が混ざっていることを指し引いても利益が出るほど1ベールの価格は安いのです。
もし日本人がタイで古着を仕入れるなら少量の場合はチャトチャックウィークエンドマーケットでも十分です。ロンクルアにある玉石混交の古着からある程度日本人のお眼鏡にかなうような商品をすでにセレクトしてチャトチャックウィークエンドマーケットに持ってきてくれているからです。
ほしいジャンルの服が決まっていて大量に扱いたい人はバンコクの倉庫でベール単位で買い付けてもいいです。1着の単価はかなり安くなります。
ベールは
- スポーツメーカーのナイロンジャケット
- リーバイスのジーンズ
- ラルフローレンのBDシャツ
- ネルシャツ
- アロハシャツ
- 軍モノジャケット
など細分化されたアイテムごとにパックされるので買い付けたいアイテムの古着をピンポイントで買い付けることができます。
バンコク市内の古着倉庫を1箇所紹介します。
G Rags 72
というパキスタン人が経営する古着の卸倉庫です。
日本人のバイヤーでも結構有名なのであまり掘り出し物はないとも聞きますが。
店のFacebook、インスタでコンタクトを取って、欲しいアイテムの画像を送って「これあるか?」と聞けば教えてくれます。
インスタには商品画像がリストアップされているので参考になります。
以降はLINEを交換すればもっと密にやりとりできます。
K-DADとタイ古着
K-DADがタイで買い付けを始めるようになった頃、
私はもともとアメリカかぶれで服もアメカジ系の服が好きだったので古着を日本で買うことも多かったのです。
その時アメカジ系の古着がタイとカンボジアの国境で売られているらしいことを聞きつけました。
ネット物販で独立しようとサラリーマンを退職することを決めた最後の有給消化の2週間でタイに行って商材探しと仕入れ地を巡ろうと思い、そのときにロンクルアにも行ってきました。
15年前の当時は弾丸の日帰り行で特大ダッフルバッグ一杯に革ジャンを詰めて帰ってきたのを覚えています。
1枚1000円で買った革ジャンがヤフオクで8000円ほどで売れていきました。
結局タイではもっと美味しい商材を見つけることができたのでロンクルアに行ったのはそれきりでした。
やっぱり5時間ほどかけてロンクルアまで行くのは大変なのです。
バンコクと違って他に何もない街なので修行のようでしたし・・・。
でも古着は目利きができれば美味しい商材です。
最近タイ仕入れを教える人たちが何人も出てきてタイ買い付けに参入する人も増えてきました。
これからも楽しいタイ買い付け旅行を続けたければ次の商材として古着の買い付けもやる必要があるかなと思っています。
チャトチャックウィークエンドマーケットでさまよわないために
以前も紹介しましたが、チャトチャックウィークエンドマーケットを歩くときにはこのアプリがおすすめです。というか必ずスマホに入れておいてほしい必須のアプリです。
Chatuchak Guide
Android版もアップル版もあります。
マーケットのライブマップが見れるので自分の居場所が簡単に把握できます。
チャトチャックウィークエンドマーケットに行くときは必ずインストールしておきましょう。
そして、古いサイトではありますが、過去にチャトチャックウィークエンドマーケットの全店舗の画像を撮った方がいらっしゃいます。
すでに入れ替わったお店も多いですが、参考にしています。
古着のエリアなんかは比較的入れ替わりが少ないので役に立ちます。
最後に
このセクション5、セクション6の古着エリアだけでも真剣に見ようと思ったら丸1日かかるような店と古着の量です。
買い付けしなくても自分の買い物としても古着好きにはたまらないエリアだと思います。ビンテージのような目ぼしいものはチャトチャックに行き着く前にすでに抜かれてしまっていると思いますが自分だけのお宝を探しに行ってみてください。
ではまた今度、次のセクションについて投稿します。
次回は番号順になるのか、気が変わって他のセクションからになるか・・・、まだ未定です。
すでに投稿済みのセクションも新しい情報を入手次第どんどん更新していきますので時々見返してやってください。
今回の記事は役立ちましたでしょうか。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
※ご注意:
チャトチャックウィークエンドマーケットは日々エリアを拡大している上に、非常にテナントの入れ替わりの激しいマーケットです。紹介したお店がないこともありますのでご了承下さい。(2020年3月現在)
K-DAD