ボーべータワー (ボーべー市場) アクセスからタイパンツ店など内部潜入まで バンコク タイ人向けの服飾市場が意外とよかった件
バンコク ボーべー市場とは
こんにちは。K-DADです。
今回はボーべー市場という、バンコクで格安で衣料品を買い付けできる場所のお話です。
ボーべー市場とは昔からあるバンコクの衣料品の卸市場です。
基本的にはタイ現地の人向けの市場です。バンコクの他のショッピングモールや市場に出店している人が買い付けるほどなので服の値段はバンコク最安とも言われています。
K-DADもかつて約12年ほど前に、あるバンコクのガイドブックに数行だけ書かれていた情報を手がかりに行ったことがあります。
その時は本当にタイ人か中国人しか着ないだろうなという服ばかりで、日本人が着るような服がないなーと思ってそれ以来行っていませんでした。
その時に、でも何か仕入れないとせっかく来たのにと思って無地のポロシャツを大量に仕入れて大失敗したのも今は懐かしい思い出です。
そんなこともあり、ボーべー市場=仕入れるものはない市場、としてずっと足が遠ざかっていたのですが、11月の出張で久しぶりに覗いてみたら、結構センスのいい服やタイパンツなど日本人も着そうな服を売っている店がちらほらあったので今回紹介しました。
ボーべー市場とは、ボーべータワーというビルを中心に、その周りにも衣料品の露天や店舗が密集した地域です。ボーべータワーの中は小さい衣料品卸のテナントがひしめき合っています。
ただ、日本人含め、外国人バイヤーにとっては原則
ボーべー市場 = ボーべータワー
と考えていいです。
ボーべータワーの周りの店には大したお店がないので、我々はボーべータワーだけくまなく見てみれば十分です。
ボーべー市場へのアクセス
ボーべータワーへのアクセスですが、付近はランドマーク(目印)のない説明しにくい場所です。
強いていうと最寄り駅は
BTS(高架鉄道)スクンビット線のラチャテウィー駅です。
スクンビットの方から来るならラチャテウィー駅で降りれば乗り換えなしで着けます。
ただし、ボーべータワーまでは2kmから3kmあるので徒歩では厳しいです。
限られた買い付け旅行の日程だと思いますのであえて歩いて行く必要はないです。
駅からタクシーに乗ってしまうのが10分ほどで着くので一番ラクです。
ただ、ボーべータワーと言ってわかってくれるドライバーさんならいいですが、もしわからないと言われてしまうと説明するのは難しいので、Grabで”Bobae tower”と入力して呼んでしまった方が絶対楽です。
Grabで車を呼ぶ方法はこちら:
ラチャテウィー駅からボーべータワーまではGrabで90バーツほどです。
ボーべータワーはホテルと衣料品卸店街が合わさったビルになっています。
併設されているホテルはプリンスパレスホテルと言います。
ホテルは主に欧米人、中国人が目立ち、日本人は全くいませんでした。
1階にはカフェアマゾンもありますので打ち合わせや休憩にいいです。
ボーべータワーの目の前には両替商もあるのでタイバーツの足りない方はこちらで。
ボーべータワーに潜入
ボーべータワーに入ってみます。
ボーべータワーは高層ビルのようですが、衣料品卸市場は6階までです。
視察してみて大雑把な内訳はこのようになっていました。
- 6F:かばん・スーツケースなど フードコートもある
- 5F:エスニック系衣料多い タイパンツ(サルエルパンツ)、タイダイ服
- 4F:メンズ多し、ただ女性の下着店も結構ある
- 3F:Tシャツ、ポロシャツ屋
- 2F:水着、子供服、デザインもの
- 1F(GF):子供服店多い
- B1F(BF):子供服、迷彩服店多い
ただ非常に雑多にお店が並んでいるので各階はこういうジャンルが多い、というだけでその中には違うジャンルのお店も多々見られます。
しかしどの階にも非常に多いのは、無地のポロシャツ屋さんでした。このあたりもボーべータワーがタイ人向けの衣料品市場と言われる所以でしょうか。
K-DADが12年前、手を出して大失敗したアイテムです。
そりゃ当時もユニクロ、GAPなどファストファッション大手が1000円程度で売ってる中で零細ネットショップが細々売っても太刀打ちできないですよね。
お客様がウチから無地のポロシャツを買う理由がないですから。
零細は大手のできない隙間を見つけて勝負しないといけませんね。
各階はZONE1から6、そしてAとBの通りによって区分分けされていて階数とZONEいくつか、AかBかの通りがわかればかんたんにお店にたどり着けるようになっています。
ショップカードにも必ずお店の位置がこのように記載されていました。
6階にはフードコートがあります。
でもタイ人向け、現地の人もあまり行ってないような感じです。
実際ちょっと薄暗めで進んで食事をしたい印象ではないです。
タイ現地の食事も大いに楽しむというのがK-DAD流タイ仕入れ。
貴重な食事回数をここで一回使ってしまうのはもったいない。
あえてここで食べずに違う場所へ行ったほうがいいと思います。
トイレは各階中央にあります。
見ての通り、ピカピカではありませんが、使用には問題ないレベルです。
もしどうしてもキレイなトイレを使いたかったら併設されているプリンスパレスホテルのロビー階にトイレがあります。
ボーべータワーの卸店紹介
では、ボーべータワーの中でちょっと目についたお店を紹介します。
日本人だとタイパンツ(サルエルパンツ)、子供服、エスニック系衣料、デザインTシャツ、迷彩服などが狙い目かと思います。
価格はバンコク衣料最安とも言われているのでプラトゥーナームよりさらに一段安い印象です。
1階(GF)の女の子用ドレスの店、生地も縫製もしっかりしていてデザインもかわいい、日本人の使用に堪えうるレベルだと思います。
結構目についたのがタイパンツ(サルエルパンツ)などエスニック系衣料のお店でした。
日本人に卸している店も数軒あって品質もよかったです。
タイパンツ(サルエルパンツ)は卸価格で160-180バーツ(約600円)くらいで買い付けできます。
日本では1枚約2000円で販売されていますね。
ただ、サルエルパンツは最近多くの方が買い付けされていますし、パワーセラーも多いので競争は激しいジャンルです。
販路や売り方を考える必要があります。
他にはデザインTシャツ屋さんも多かったです。
パロディTシャツや
MUSIC系
かわいいわんこのデザイン
Tシャツはだいたい80バーツ(約300円弱)で買い付けできます。
各店、デザインのAIファイル(イラストレーターで加工できる形式のファイル)を持っていけばオリジナルデザインのTシャツも作ってくれます。
Tシャツはデザインの著作権や商標権など権利侵害には十分ご注意下さい。
いつも書いていますがタイ人には全く悪気がありません。
我々日本人がコンプライアンスを考えて、仕入れするかしないかの選択をしないといけません。パロディTシャツにもやばいものはあります。例えば某大手コーヒーチェーンはあのマークの間違った使用に対してとても厳しいです。
アロハシャツのお店。
縫製や質はよかったですが、ココナッツボタンじゃなかったのが残念。普通のプラスチックのボタンでした。言ったら交換してくれるかも。
K-DADもボーべータワーを周ってみて結構仕入れてみたいお店がありましたので、まずサンプルで数点ずつ仕入れてみましたので売れ行きを試してみます。
サンプル仕入れした商品の販路はメルカリ、Paypayフリマなどフリマアプリ、ヤフオクがいいです。
売れ行きが良ければ、追加注文をかけたり、画像に手をかけたり、アマゾンやヤフーショッピング、楽天市場などのネットショップに出品して本格的に販売していきます。
ボーべー市場の帰りは
各店数点ずつのサンプル仕入れでもこの箱くらいになりました。
ボーべータワーの買い付けが終わったら、やはり帰りの足はタクシーがいいです。
帰りの行き先としては買い付けした大きな荷物があるなら滞在のホテルに置きに行った方がいいです。
身軽なら、近くの駅や施設に行って食事でもするといいと思います。
主だった近くの行き先としては
- ラチャテウィー駅に戻る
- MBK(現地人向けショッピングモール、フードコートが充実)
- ヤワラート通り(中華街、飲茶やシーフードの美味しい店あり)
- カオサン通り(ついでにシルバー問屋も見に行けます、レストラン、バーも多し)
あたりです。これらの行き先だったらGrabでなくても流してきたタクシーでも行き先を言えばわかると思います。ただ、プリンスパレスホテルの前で客待ちしてるタクシーやトゥクトゥクはふっかけてくるので相手にしないほうがいいです。不安ならGrabで車を呼んでしまえばいいと思います。
あとは徒歩で行くのは大変ですが、近隣に有名なトムヤムラーメンの店があります。
Grabならかんたんに行き着けますのでぜひお立ち寄りください。
せっかくあまり行かないところに行ったらついでに近隣の見所にも行ってしまうのが効率よく行動するコツです。
私は大きな箱があるのと、時間が押していて行けなかったー。
久しぶりにボーべータワーに行ったら意外と買い付けに使えるな、という話でした。ご拝読ありがとうございました。
K-DAD