プラトゥーナーム市場の歩き方 その1
前書き
こんにちは。K-DADです。
以前バンコク2大買い付けスポットのチャトチャックウィークエンドマーケットの歩き方について解説したので今日は、もう一方の雄、プラトゥーナーム市場の歩き方について書きたいと思います。
チャトチャックウィークエンドマーケットの歩き方はこちら:
プラトゥーナーム市場は主に衣類の卸売店が集積した昔からある市場でした。巨大ビルとトタン屋根の下の網目状の狭い路地に衣料品卸店を中心として、雑貨や食品、食べ物の屋台などがひしめき合っている場所です。
いかにもの活気と混沌が東南アジアに来たなという雰囲気を醸し出しています。
昔は小さい卸のテナントがトタン屋根の下にそれこそ無数に集まっているような場所でしたが、現在はそういった市場エリアに加えて、近代的なデパートのようなビルの中にまるで屋内市場のように小さい店が入った卸売りビルがいくつもあるさらに無秩序なマーケット街になっています。エリアは主にインド人やアフリカ人のバイヤーや中国人の団体観光客でひしめき合っています。
このエリアの代表的なランドマークは上の写真のバイヨークスカイタワーです。バンコク都心のどこからでも見ることができ、バンコク市のランドマークとも言えます。
上層階のホテルと下層階は衣類の卸市場が合わさったビルになっています。
ホテルのある上層階はオープンエアーのこわーい展望台やルーフバーになっています。
バイヨークスカイタワーの外界のマーケット街はそれこそ迷宮のようになっているのでプラトゥーナームエリアもしっかり下調べをしてから行かないとすぐに迷子になってしまいます。
アクセス
アクセスですが、プラトゥーナーム市場のある場所はチャトチャックウィークエンドマーケットより都心に近く、便利な場所のはずなんですけど都心に近いせいか周辺の道路が一日中大渋滞しています。そのためプラトゥーナーム市場にクルマで行くのは全く賢明ではありません。
K-DADも以前スクンビットエリアからタクシーでプラトゥーナームエリアへ向かったところ平日午前で1時間以上かかったことがありました。
ですので、アクセスで一番一般的なのはBTS(高架鉄道)のチットロム駅からスカイウォークという歩道橋を通って行く方法です。
チットロム駅からサイアム駅方面に向かってスカイウォークを歩くとまずゲイソンプラザという超高級デパートにつながる分かれ道があります。
この中を抜けていくと近道です。建物の中はエアコンが効いていて涼しいですし。
ゲイソンプラザを出てまたスカイウォークを道なりに歩いていくと、スカイウォークの終点がプラトゥーナームエリアのプラチナムファッションモールの入り口になります。
途中には伊勢丹やZENやThe Marketといったデパート、ショッピングモールやBIG Cというおみやげのショッピングにも使える大型スーパーが建っており一大ショッピングエリアになっています。
その一番先にあるプラチナムファッションモールはプラトゥーナームエリアで最も人が賑わっているエリアになります。
もうひとつオススメのアクセス方法は運河ボートで行く方法です。
運河ボートとはバンコク都心を東西、横に流れているセンセープ運河を往復して運行している乗り合いボートです。
その運河ボートの乗降場がプラトゥーナームのど真ん中にあります。
運河を上がってくると目の前にプラトゥーナームファッションモールが見えます。
もしスクンビットエリアから運河ボートでプラトゥーナームエリアに行くなら
MRT(地下鉄)のペップリー駅からすぐのところに運河ボートの乗り場があります。
BTS(高架鉄道)のアソーク駅からも歩けないことはない場所です。
そのペップリーの乗り場からプラトゥーナームまで運河ボートでだいたい10分くらいなのであっという間に着きます。
この運河ボート、東洋のベニス、バンコクを地で行くような体験ができるので観光としても面白い体験になると思います。ドブ水みたいな運河の水がボートの勢いではねてくるんですね。それを避けるために乗客みんなで水よけのシートを下げたりします。
プラトゥーナームでさらに西行きに乗り換えて終点まで行くとカオサン通りの近くまでらくらく行けるので移動手段の一つとして使ってみて下さい。
もうひとつはエアポートレイルリンクのラチャプラロップ駅で降りるとプラトゥーナーム市場の北側に降り立つことができます。
バイヨークスカイホテルまで徒歩5分くらいのところから歩きはじめられるので歩く距離を少なくしたいのならこちらのルートも便利です。
スクンビットエリアからこのルートを使うなら、運河ボートに乗る時と同じく、MRT(地下鉄)ペチャブリー駅まで行って、ペチャブリー駅と直結しているエアポートレイルリンクのマッカサン駅からエアポートレイルリンクのパヤタイ駅行きに乗ってひと駅です。車窓からあのバイヨークスカイホテルがだんだん近くに見えてくるのですぐわかります。
プラチナムファッションモール
スカイウォークを歩いて歩道橋の終わるところまで歩いてくるとそこがプラチナムファッションモールです。
プラチナムファッションモールは名前の通り、中のテナントがほとんどファッション関係のショッピングモールです。
プラチナムファッションモール ホームページ
Welcome to The Platinum Fashion Mall Wholesale 2,000 shops
営業時間:9時-20時(水、土日だけ8時から営業)
定休日:なし
小売店として入っている店がほとんどですが、前書いたようにタイのお店は小売と卸売を兼ねている店がほとんどなので購入のロットを増やせば卸値で販売してくれます。
主に階数によってメンズやレディース、子供服などジャンル分けがされていて、上の方(6階)には安めのフードコートがあります。
中はこのようにZONE1から3まで分かれていて無数の小さいテナントでいっぱいです。
迷路のように小さい無数のテナントだらけなのでしっかり見ようと思ったら1日では足りません。ファッション専門の室内チャトチャックみたいです。
ですのでここではざっとひと通り見て回るか、ジャンル(階)を絞ってじっくりみるかのどちらかがオススメです。
プラチナムファッションモールでの買い付け 注意点
今まで書いてきたようにいいなと思う店があったら必ずショップカードをもらい、店主とLINEを交換し、商品やお店の写真を撮らせてもらいましょう。
チャトチャックウィークエンドマーケットと同じく通路の天井にはその場所を表す看板が下がっています。
ここは小売メインのショッピングモールなので買い付けをする際は卸売をしているか、ということを聞いて下さい。
店自体、どこかから仕入れたものを売っている場合は、私達が継続して販売したいと思っても、継続した仕入れに対応する在庫を持っていなかったり、商品によってはすぐに販売終了してしまう場合もあります。
買い付けの商品を選ぶ時は、その商品は継続して安定して仕入れることができるか、ということが重要な判断基準になります。
せっかく仕入れて、商品画像も撮影して、説明文も考えて販売を始めたのにリピート仕入れができなかったら単発の販売となってしまってもったいないです。
あとはプラチナムファッションモールの中のお店、実は結構な割合で中国から仕入れたものを売っています。慣れてきたら品物を見たらすぐわかるんですけどそういったものはここより中国で仕入れた方がもちろん安いです。中国の商品はタオバオやアリババといった中国のネットモールで買い付けできるのでここでは買い付けません。
もちろん、サンプル用とか自分用として買うのはありです。
プラチナムファッションモールにもタオバオやアリババやアリエキスプレスなどどこかで見たな~という商品もたくさん売られています。
中国製かタイ産の商品か、見分ける基準としては
- かばん、バッグ、スーツケースはほぼ中国製
- Tシャツなどコットン衣料はタイ産が多い
- エスニック、アジアンなデザインのものはタイ産が多い
写真のかばんのお店の商品はほぼ中国製品です。よくタオバオやアリババのサイトで類似品を見かけます。
こんなところでしょうか、気になるなら店員さんに聞けば教えてくれます。
プラチナムファッションモールの6階にはフードコートや、タイや中国でプチプラ雑貨店として展開しているダイソーとユニクロを合わせたような店、メイソーやMoshiMoshiがあります。
小腹が空いたり、旅行の装備で忘れたものがあったら上の階へ行ってみてください。
品揃えは日本の3COINSみたいな感じです。
フードコートはすごい混雑ですが
他にも館内にはカフェやファーストフード店もたくさんあります。
プラチナムファッションモールを後にして、
さあ、その2ではプラトゥーナーム市場のもっとディープな場所に行ってみましょう。
K-DAD