4泊
タイ買い付け旅行のモデルプラン
海外買い付けは段取りが重要
こんにちは。K-DADです。
今回は10年以上買い付けでタイに通っているK-DADがオススメする買い付け旅行のモデルプランを公開します。
買い付け旅行において効率良い、旅程を組むことは大変重要です。
特にタイ買い付けにおいてはマーケットが営業していない日に渡航してしまっては肝心の仕入れの成果が半減してしまいます。
また、せっかく日数をかけてわざわざ海外まで行くので異国の文化や料理に触れる観光も楽しみたいですよね。
私のおすすめプランでは買い付けの効率を最大限に考慮しているのはもちろん、合間にグルメや観光も楽しめるプランとなっております。
K-DADおすすめのバンコク買い付けモデルプラン
さっそくどうぞ
曜日は水曜日渡航、月曜日朝帰国の4泊6日となっております。
フライトの時刻にもよって疲労度が変わってきますので、好みによって機内泊が生じる深夜便、日中移動の昼便を使い分けることでもう少しゆとりを持たせてもいいと思います。
4泊6日のおすすめプラン
1日目(水):午前便でバンコクへ渡航
(タイ・エアアジアX XJ601便 9:15成田-14:00ドンムアン空港)
午後バンコク着
2日目(木):プラトゥーナームエリアで買い付け(視察)
3日目(金):プラトゥーナームエリアで買い付け(商談)
4日目(土):チャトチャックウィークエンドマーケットで買い付け(視察)
5日目(日):チャトチャックウィークエンドマーケットで買い付け(商談)
深夜便で帰国へ
(タイ・エアアジアX XJ600便 23:55ドンムアン空港-翌8:00成田空港)
6日目(月):早朝日本着
バンコク買い付けに欠かせないチャトチャックウィークエンドマーケットはその名の通り、当然週末しかやっていません。(実は3割くらいの店は金曜日も開いています)
そこで土日は旅程に外せない曜日になります。
ふだんお勤めがあって週末しか休めないという方はこのような弾丸プランも可能には可能です。これなら金曜日だけ有給休暇を取れば何とか可能です。
2泊4日弾丸プラン
1日目(金):渡航(タイ・エアアジアX XJ601便 9:15成田-14:00ドンムアン空港)
2日目(土):チャトチャックウィークエンドマーケットで買い付け(視察)
3日目(日):チャトチャックウィークエンドマーケットで買い付け(買い付け・商談)
深夜便で帰国へ
(タイ・エアアジアX XJ600便 23:55ドンムアン空港-翌8:00成田空港)
4日目(月):早朝日本着
しかしこの弾丸プランはあまりオススメしません。
灼熱の南国タイでは疲労度も増しますし、慣れない環境でいったん体調を崩すとこの日程ではリカバリーができません。
せっかくタイまで行くのにチャトチャックウィークエンドマーケットと双璧をなす仕入れスポット、プラトゥーナーム市場を見る時間がほとんど取れません。
ですので今回は4泊6日のモデルプランについてお話します。
モデルプラン解説
まずフライトはタイ・エアアジアXを想定しています。
これは以前の記事で書きましたようにエアアジアは帰りの便で預け荷物を40kg、個数無制限に増量することができるからです。
ただ、航空会社のマイルが貯まっていて航空券が無料でとれるなら断然そちらをオススメします。
1日目(水曜日) バンコク渡航
この想定便ですとバンコクには14時に到着します。
空港でワイファイルーターを借り、タイバーツがなければ最低限の金額を両替します。
(多くても5000円くらいでいいでしょう)
タクシーで市内へ向かうと16時くらいにはホテルにチェックインできます。
ホテルはBTS(高架鉄道)のアソーク駅からトンロー駅くらいの間のスクンビットエリアをオススメします。
その理由についてはこちら:
私は初日の晩餐はタイ料理のレストランへ繰り出し、タイに来た気分を一気に盛り上げます。
その後はバーで一杯やってもいいですし、翌日からの買いつけに備えて早めに床についてもいいでしょう。
2日目(木曜日) プラトゥーナームエリア視察・商談
チャトチャックウィークエンドマーケットと並ぶもう一箇所のマスト仕入れスポット、プラトゥーナームエリアは平日に回りましょう。
初めて行くならどちらのエリアも初日はざっと見るので精一杯です。
1日目で買い付けの当たりをつけて、その日の夜に詳細なリサーチをして2日目に実際の買い付け、商談にあたる、というのが良いと思います。
このプラトゥーナームエリアでできる買い付けは
革製品・シルバーアクセサリー・天然石・衣類・かばん
などのファッション系です。
具体的なスポットは
パラディウムセンター:革製品・シルバーアクセサリー・天然石
プラチナムファッションモール:衣類・かばん
バイヨークスカイホテル 卸市場:衣類
この3軒回れば十分でしょう。
時間がなければ上の2軒でもいいです。特にプラチナムファッションモールは店が多すぎてジャンルを絞っていかないとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
プラチナムファッションモールのある大きな交差点からバイヨークスカイホテルの間までにも無数の小さい衣類問屋がありますが、初めて行くならここは見なくていいです。
中国や中東、アフリカのバイヤーがよく訪れるエリアで日本人好みのデザインの衣類はほとんどありません。
ランチはぜひに!名物カオマンガイ(鶏乗せご飯)を。
ミシュランガイド バンコクにも掲載された通称ピンクのカオマンガイのお店がこのエリアにあります。
視察中、気になった商品があったら値段を聞きます。
タイ語でいくらは「タオライ?」です。
でもたいてい英語で通じます。
タイのお店には小売価格と卸売価格があります。いくつ買えば安い卸売価格にしてくれるか聞いておきます。K-DADは片言英語でグイグイ聞きます。
「Wholesale price?」(卸値は?)
「How many pieces can you sell wholesale price?」(いくつから?)
相手もたくさんの外国人を相手にしているので片言でニュアンスは通じます。
これでも大丈夫です。
「How much wholesale,and how many?」
親切に教えてくれます。
そして可能ならその場でメルカリやアマゾン、ヤフオクで類似の商品が売られているかチェックします。
そしてメモ帳に候補のお店、商品を記録しておき、必ずお店のカードをもらっておきましょう。
夜検討して翌日買い付けをするときお店の場所がわからなくてはお店にたどりつけません。可能なら店主とLINEを交換しておくといいでしょう。
あと、お店に許可をとって商品の写真も撮っておくといいです。
パラディウムセンターやバイヨークスカイホテルの衣料卸店は夕方になると次々と店じまいをします。プラチナムファッションモールは小売りメインなので20時まで営業しています。
夜は調べておいたレストランでディナーしましょう。
バンコクは世界屈指のグルメタウンです。
何食もタイ料理が続くと飽きてしまうのですがバンコクはイタリアン、スペイン料理、中華料理のレベルも大変高いと言われています。
K-DADは毎回行くレストランをリストアップしてレストラン巡りするのをとても楽しみにしています。
3日目(金曜日) プラトゥーナームエリア購入・商談
3日目はあたりをつけておいた店でいよいよ注文、購入です。
商談に当たり不安だったり、正確を期したいなら現地のアテンドサービスを利用しましょう。「バンコク 通訳」「バンコク アテンド」などで検索するといっぱい出てきます。
1日1万円くらいでタイ人の通訳をつけることができます。
購入した商品はハンドキャリーで持ち帰るのか、日本へ配送してもらうのかもここで決定します。
もし元気があれば夜はナイトマーケット巡りをして市場調査をするのもよいでしょう。ナイトマーケットでも利益の取れる商品を見つけられます。
夜遊びしながら仕事もできてしまいます。
バンコクで仕入れもできたナイトマーケットです。
・アジアンティーク
・タラートロットファイ・ラチャダー
いっぱい盛り込もうと思うと長くなりすぎてしまいました。
4日目からは次の記事に書きますね。
その2はこちら:
K-DAD